じいさんの、あたりっぱ
「おい、ワシのアタリッパ知らんか?」
と、よく言うじいさん。
アタリッパとはこれ。
じいさんはこれをずっと前からアタリッパと言ってるので、今まで特に疑問を抱いたことはなかったけど、これの正式名称はスリッパのはず。
昨日そのことにふと気付いて(遅)じいさんになんでアタリッパって言うのか聞いてみた。
スリはお金をスる、に通じる忌詞(いみことば)なので、スリを縁起のいいアタリに置き換えてるのだとか。
予想通りしょうもなくて、聞かなきゃよかったと後悔した矢先
「劇場ではみんなそう呼んでるんや!」
となぜか誇らしげ。
いやいやアンタ劇場で働いてたわけでもあるまいし何なんそのドヤ顔(笑)
「しょーもなっ」
と言った私に向かって突然じいさんが言った名台詞。
「いつまでも あると思うな 親と金。」
ごもっともですけど、話の流れがよくわかりませんが…
だいたいこんな小汚いスリッパに縁起も何も無いんじゃないかと思う。
できればもう少しこぎれいなのに買い替えてほしいんですがね。
ちなみに地域によってはすり鉢の事をアタリ鉢と言ったりするそうで。
どっちかと言えばこの言い方の方が縁起悪い気がして仕方がない。
あたりばち…あたりバチ…当たり罰…罰当たり。
ね?