夕暮れのお散歩
仕事を終えて、お迎えに行って、保育園から帰宅するのがいつもだいたい17時前。
夕飯が18時頃なので、先にお風呂に入ってしまってもいいのだけど、なかなか入りたがらないのがうちの息子さん。
なので、夕飯までの時間、テレビをみたり絵本を読んだりして過ごすこともあれば、私の体力次第では外に散歩に出かけることも。
カラスの鳴き声とお寺の鐘の音が似合いそうな夕暮れ時に、手をつないで、のんびりのんびり。
最近ではどんどんマンションが立ってきて随分減ったけど、かえるの合唱が聞こえる畑やたんぼもまだ少しは残っていて、沈む夕陽を眺めながら、あっちからかえるの声がするねー、あっちはアメンボがいるねー、なんてやってたらあっと言う間に時間が過ぎてしまう。
もう少し歩くと大きな通りに出て、その通り沿いには息子の大好きな新幹線が行ったり来たり。
新幹線が通るたび、大はしゃぎで手を振って、走り去る新幹線を見送ると
「しんかんせん、いっちゃったねー。またくるかなぁ?」
と何度も何度も聞いてくる。
夕飯の時間が迫って帰ろうと言うと泣いて怒ってた時期もあったけれど、最近では少し物分りがよくなってきて、しぶしぶ後をついてくるようになった。
帰りたくない気持ちがあるだけに、さすがに帰りは手をつないで楽しく並んで帰ってはくれないのだけど、帰って手を洗ったら大好きなご飯を前にご機嫌が直るというゲンキンな人。
だんだん暑くなってきたのと蚊が出てきたので、出かけるのがますます憂鬱な母に反して、何が何でもお外に行きたい元気な息子さんなのであります。